八ヶ岳の家の換気扇に、リスが巣作りをしていた。換気扇が回らないので、表から見上げたら、木の枝やら苔やらが換気扇のフードから突き出ていた。私が留守の間にせっせと運んでいたらしい。・・・当分、換気扇は使えまへん。夜になると、リスの寝言(?)も聞こえてきた(微笑)
犬たちがいなくなっても、森には連綿とこうした動物たちの営みが続いている。野鳥たちも、えさ台でひまわりの種をついばみ、美しいかわいい鳴き声を響かせてくれる。これから季節は、木々も花々も大きく枝葉を広げてぐんぐん成長していく。生命に溢れる季節を迎える。
なぜ森が好きかというと、ひとつの命が失われても、すぐそばにはこうした命の輝きが続いているからだ。埋葬した犬たちの身体は、やがて土に還り、植物たちに姿を変えて、地上に戻ってくるだろう。森にいると、命のつながりを感じられる。
今度八ヶ岳に戻ったら、リスの子育ては終わっているかな。住み着いてしまったら、リスが出て行くまで換気扇はないものと思おう!  窓を開ければ、いいしね。