八ヶ岳に来ました。こちらでのセラピールーム、オープンです。八ヶ岳は木々の芽吹きの時期を迎えています。
 
セラピールームは、標高1400mを越える場所にあります。こちらに着いた日は、何もせずに陽が傾くまでポーチにいます。ポーチに座り、目を閉じて天空から降り注ぐ日の光を浴びながら、五感とチャクラを自然の中へ解き放ってゆくのです。東京にないものすべてが、ここにはあります。
 
高い樹木の間を渡る風の音、清涼な緑の匂い、澄んだ光の感触、小鳥の羽音、さえずり。ここでのそうした自然のちからに、魂も体も清冽に反応します。それからまもなく肉体の感覚が消えうせ、風と光と一体になる感覚がやってくるのです。私には、至福の時です。
 
で、夕方は、食材を採りへ(笑)。一回りしたら、たらの芽がたくさん採れました。タンポポも「食べてちょうだい」と言わんばかりに咲いているので、夕食は、たらの芽とタンポポの天ぷらにしました。たらの芽の半分は、みりんとお醤油で油炒めにしました。これも美味なのですよ。お味噌汁の具は、野生の三つ葉です。こちらにいる間のメインディッシュはいつもこんな感じです。ツクシも食べたかったのですが、もうスギナになっていました。残念。
 
餌台にひまわりの種を出したら、早速、野鳥とリス二匹が来てくれました。二匹の太っちょのリスがパリパリひまわりの種を食べている様を、私はジャージ姿で草むしりをしながら、とろけるような目つきで見つめていました。あ~かわいい。すっかりヤマンバです。
 
あと数日は、八ヶ岳にいられます。こちらでのセラピーは、観光ムードも入るので、クライエントの方も私も、ぐっとゆったりムードになります。そんな変化もまた楽しいものです。