映画『天国は、ほんとうにある』を観ました。ニューヨークタイムズのベストセラーが原作のこの映画は、ある一家にほんとうに起きた出来事だそうです。生死をさまよった3歳のコルトンくんが、その間に見てきた世界を話したことで、コルトンくんの家族はもちろんのこと、周囲の人々の心に大きな波紋がひろがっていきます。とりわけ牧師をしているコルトンくんのお父さんは、信仰と現実と疑念の間で葛藤します。

このブログを読んでくださっているあなたがどう感じるかはわかりませんが、わたしは、コルトンくんの語る世界に素直に共感しています。この作品で描かれる天国同様、わたしのイメージする天国という場所も、この世とあまり変わりないけれど、この世よりも整然として美しいところなのです。わたしは霊能者ではなく、特別な能力もありません。が、以前、亡くなった愛犬たちに自己催眠で会いにいったとき、彼らが見せてくれた死後の世界も、そして亡き父が夢に出てきて教えてくれた死後の世界も、森などの自然があり、空があり、建物があり、という場所でした。

コルトンくんは、天国にいる人はみんな若い、といいます。これもその通りだと思います。わたしの愛犬も、亡父も、若い姿で目の裏に現れましたし、当セラピールームで、亡くなった方に会う催眠をうけた方なら、催眠中に現れたその方が若く元気な姿に戻っていたことを実感できたと思います。わたしが、個人的な経験とヒプノセラピストとしての経験から言えるのは、人は死ぬと、例外なく、その人がいちばん元気だったころの姿に戻る、ということなのです。

大事な人が苦しい表情のまま亡くなっていくのを目の当たりにしたために、その苦しみにゆがんだ表情しか思い出せなくなっている方もいると思います。もしあなたがそうなら、亡くなったその方は、いまは天国で元気な若い姿に戻っているはずです。どうか安心してください。

一方、亡くなったのがちいさいお子さんの場合は、催眠で誘導すると、成長した姿で現れてくれる場合があります。赤ちゃんで亡くなったのに、高校生に成長した姿を見せてくれたりするのです。ふしぎですね。コルトンくんも、天国で、成長した亡きおねえさんに会っています。

この映画では、コルトンくんのほかにも、コルトンくんと似た経験をした子供が出てきます。その女の子が描くイエス・キリストの顔は、とても若くハンサムです。コルトンくんも、その若いキリストと会っています。一見して、容姿にもカリスマ性があります。十字架にかけられたキリストの弱弱しい風貌とはまるで異なります。そのため女の子の描くイエス・キリストと、十字架のイエス・キリストとは別人のように感じますが、わたしには、若いキリストの風貌のほうがしっくりきますし、一回見ただけで脳裏に刻み込まれて忘れません。なにより、この女の子の絵がすばらしいのです。

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