3月11日は、出来るだけ福島で過ごしたいと思っている。
あの日から3年が経っただけだ。
被災地では、あの震災を踏ん張って乗り越えた人が翌年に突然死してしまったり、思いもよらぬ病気を発症したり、やはり翌年に精神のバランスを崩してしまい未だ回復出来ていない、というような話は、珍しくない。
被災地では、あの震災を踏ん張って乗り越えた人が翌年に突然死してしまったり、思いもよらぬ病気を発症したり、やはり翌年に精神のバランスを崩してしまい未だ回復出来ていない、というような話は、珍しくない。
被災地に留まらずに避難した方の間でも、同じことが起きている。私が知っているだけでも、かなりの数だ。その事実を身近で見聞きする度、あのときの衝撃は、人の心と体を深部から破壊するほどのものだったのだと改めて思い、身が震える。
大震災は、そうした衝撃と共に襲いかかってくる。心身への影響は、震災直後ではなく、遅れてやってくる。
震災は続いている。
日本にいる以上、東日本大震災で起きたことは、けっして他人事にはなり得ない。