先日、奈良へ行ってきました。写真は平城宮跡。1300年前のこの都は、当時どんな風景で、そこで人々はどんな暮らしをしていたのかが知りたくて、一緒に行った相棒を思わず催眠誘導してしまいました(笑)。これが、なかなか感慨深いタイムトリップになりました。彼の口から語られる昔の都の様子や人々の生活、都が捨てられた理由などが、とても生々しく、本当に軽々と時空を超えて私の目の裏にもありありと浮かんできました。催眠から覚めた彼は、目の前の風景と、催眠中に見ていた風景とのギャップを感じていましたし、私は私で、共にトリップしたせいか、脳がしびれたような感覚になりました。面白かった~!(爆)
明日香村の石舞台古墳や高松塚古墳を巡ったあと、日本最古の大仏様のいらっしゃる飛鳥寺へ。写真撮影OKという太っ腹なお寺で、気持ちのいい雰囲気の場所です。
日本最古の大仏様。
お寺を出たところでは、古代のチーズといわれる「蘇」を売っていました。説明書によると、新鮮な牛乳を7~8時間火にかけて作るそうです。スライスして食べると、濃厚なのにほんわり柔らかい牛乳の味です。古代人の味覚にしばし思いをはせました。
暗くなりつつある頃、益田岩船へ。石造物の中でもこれは謎だらけで、最大の石造遺物だそう。石舞台古墳や酒船石等のように観光地として整備されておらず、細い山道を登るのでわかりにくいためか、観光客は皆無でした。数分ですが、急坂を上って山に入るので、ひとりでは行かないほうが良いです。
が、行く価値はあります。さわると、なんだかとっても気持ちのよい石造物です。作られた当時(年代不明)は、大切にしようとしたのではないかな。個人的な感想としては、天空と関係があるような気がしました。できれば、ここでも石にさわりながら相棒を催眠誘導してみたかったのですが、真っ暗になりつつあったのと、蚊に刺されたので(笑)、やめました。次回はどこに行こうかな。
益田岩船。私と比べるこんなに巨大。
上から見たところ。