八ヶ岳は春爛漫ですが、里は暑い日が続きそうですね。みなさま、くれぐれもご自愛ください。
さて、京都でのヒプノセラピー日程です。
6月1日~4日まで、京都市内でセラピーを行います。ご希望の方は、ルートシステム経由でお申し込みくださいね。
ところで、セラピーのご相談の中には、「何のために生まれてきたのかわからない」という内容も少なくありません。
何かをやり遂げようとしている最中でもなく、社会から必要とされている実感もなく、生き甲斐もわからない、何をしたいのかもよくわからないし、自分なんて、と思う。いったい、何のために生まれてきたのだろう・・・・・・と。
私はこんな風に考えています。
生まれてきた大きな理由のひとつは、地球上の自然を見たり感じたりするためではないかと。さらに言うなら、人生の目的の半分はそれなのではないかと思っています。地球という星に生まれてきたのですから、この星の持つ魅力を五感で感じられるということが、生物としてどれだけすばらしく、幸福で、心が喜ぶことか。これは、特別なことでも何でもなく、誰にでも生まれた時からインプットされている人生の大きなテーマのひとつではないかと感じているのです。
空を見上げると、透き通るような昼の月が出ていたり、雲がゆっくり流れています。夜には、星が出て、月は昼とは違う厚みと輝きを放っているはずです。木々は風にそよぎ、鳥が遠くで鳴き、花がそこここに咲いています。それらを眺めたり、触れたりして動かされる感覚があるはずです。自分を縛っているネガティブな感情は、自然の前では一切の意味を持ちません。同様に、他人との比較から生じる傲慢な感情も無意味です。
生物として、自然の中にいる心地よさや幸福感を素直に取り戻せたとき、人は自分の原点、すなわち生まれてきた大きな理由のひとつに本能的に立ち戻ることができるのではないでしょうか。
そして、それを心の底から感じることができれば(実際にはここがポイント)、人生の目的の残りの半分を知ることも、難しいことではないと思っています。